目次
働き方の変化に合わせてオフィスを変革する
シリーズ後半は、オフィスを変革する際に留意すべき事を考えます。
前回の記事はこちら:第1回:ニューノーマルのオフィス
前回は働き方に合わせて、オフィスのハード面を変更する必要性について考えました。
とはいえ、必要なのはハード面の変化だけでは有りません。
ソフトウェアの部分。つまり働く人の考え方や使用するシステムについても検討が必要です。
留意点1:土壌の検討
まずは、考え方。意識改革の話です。
誰のためにやるか?
ABWの考え方によると、場所を変化させる際に用意するのは
「従業員個々が主体となって仕事する場」です。
それで、
従業員のためになることが、結果的に会社のためになる
という考え方ですすめることが大切です。
従業員の自律的な行動を促す社内風土づくり
「従業員個々が主体となって」動くことができるように何ができるでしょうか?
会社側にできること
目に見える形での従業員管理ではなく、従業員を信頼して仕事を任せる
従業員側にできること
いかに効率よく成果を出せるか、自ら考えて業務にあたる
それで、
経営陣と従業員間の風通しを良くし、互いの信頼関係を築くことで
高いエンゲージメント(愛着・深い関わりあい)を得ること
を目標にするべきです。
業務内容の向き・不向きを検討する
すべての業種・職種に向くスタイルというものは存在しません。
企業の個性に応じて最適な働き方を模索する必要があります。
それで、
自社の近い将来のあるべき姿を見据え、社内変革も視野に入れること
が重要です。例えば、
・一部の職種に限定して変革してみる
・個々人でなくグループ単位で実施する
などの考え方ができるかもしれません。
留意点2:システムの検討
次に、ルールやシステムについても考えます。
管理体制の見直し
ニューノーマルスタイルでは、固定席であるとは限らないため、目視でメンバーの状態を確認することが出来ない場合もあります。
そのため、勤怠管理や人事評価の方法など、会社の基幹となるシステムを見直す必要があります。
例えば、
電子決済システム(オンラインで承認印を押す仕組み)
勤怠のWEB上での管理システム
などの導入を検討することが出来ます。
コミュニケーションルールの見直し
個々で好きな場所に移動し作業を行うため、自然とコミュニケーションが低下しがちになります。
そのため、多くの場合コミュニケーションのルールを新たに設定することが求められます。
例えば、
社内SNSやチャットツールを導入する
スケジュール共有ツールを導入する
といったことを検討する必要があるかもしれません。
まとめ
働き方の変化は、働く場所の変化につながり、
働く場所の変化は、働く仕組みの変化を促します。
実は、三好商会はこうしたソフト面での支援も得意なんです。
(参考:三好商会の提供するソリューション )
オフィスデザイナーとDX推進担当が協力して、ハード面・ソフト面の両面から新しいオフィスづくりの支援を行うことが可能です。
全2回で考えてきたように、オフィス改革は思い立ってすぐにできるものではありません。まずは何から始めるべきか、どうぞお気軽にご相談いただければと思います。
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